ユーロ圏の国際収支に関して

ギリシャ首相、ユーロ圏共同債券発行構想への支持求める

[アテネ 31日 ロイター] ギリシャのパパンドレウ首相は、ユーロ圏の共同債券発行構想について、高い借り入れコストへの対処に役立つとの見方を示し、ギリシャ政府としてこの構想に対する支持を求めていると表明した。  ユーロ圏共同債券発行構想をめぐっては、ドイツが強く反発する一方、ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)の議長を務めるルクセンブルクのユンケル首相など一部の当局者は財政統合の手段として支持している。

ユーロ圏の国際収支

ユーロ圏の均衡を危うくしている要素の一つに国際収支の不均衡の問題があると思います。国際収支とは、経常収支(貿易収支+サービス収支+所得収支+経常移転)と資本収支(投資収支+その他資本収支)および外貨準備の増減の合計額です。このうち経常収支は投資から貯蓄を引いたものと等しい(経常収支=投資−貯蓄)という恒等式が成り立ちます。つまり、第2次世界大戦後の日本のような、発展途上の国々は経常収支が赤字になりやすい傾向があります。

 

シカゴマシーンズ

 

一般的には経常収支赤字国も経済の発展とともに、輸出産業が力をつけ徐々に経常黒字国へと変貌を遂げます。しかし、この過程が上手くいかなかった場合は、かつてのブラジルやアルゼンチンのように、大幅な為替調整および国内でのハイパーインフレーションが起こり、外貨建ての対外債務が返済出来ないという状況に陥ってしまいます。

 

ユーロ圏の国際収支の状況は以下の通りでした。

 

http://mpse.jp/tkymail/c.p?12c2bx01EcR

 

 

http://mpse.jp/tkymail/c.p?32c2bx01EcR

 

ちょっと分かりにくいので、ドイツとPIIGSだけを抽出してみましょう。

 

http://mpse.jp/tkymail/c.p?52c2bx01EcR

 

 

http://mpse.jp/tkymail/c.p?72c2bx01EcR

 

2000年前後には金額ベースではほとんど不均衡は無かったのですが、2007年にかけて大きな不均衡が発生しています。リーマンショック以前は、将来の発展を担保に目を瞑っていたようですが、それ以降はそんな余裕も無くなってしまったようで、国際収支の赤字国、特に対GDP比の赤字が大きな国々に対して、次々に襲いかかっています。もし、それぞれの国がそれぞれの通貨を持っていれば、その通貨が大きく売られる展開になったのでしょうが、通貨はすべてユーロなので、各国国債が大きく売られることになったのです。

 

このグラフを見ていると、ドイツからPIIGS各国へ何らかの形で経常収支の移転が起こらないと、ユーロ問題の解決は難しそうですね。

 

おまけに、ドイツとPIIGSの5年CDSの推移をどうぞ。マーケットはエモーショナルですねえ。

ピボットテクニカル指数で為替相場予想

FX投資家向けのピボットテクニカル指数で為替相場を大胆予想します。

 

基準値は、前日の高値、安値、NY市場の終値をもとにしています。

 

H:ハイ・ブレイクアウト・ポイント(新しいトレンドの発生の可能性)
R:レジスタンス(上値の目途)
S:サポート  (下値の目途)
L:ロー・ブレイクアウト・ポイント(新しいトレンドの発生の可能性)

 

 

 <ドル/円><ユーロ/円><ユーロ/ドル><ポンド/ドル>
H    84.344   111.136     1.33066   1.56879
R2   84.127   110.820     1.32545   1.56297
R1   83.934   110.259     1.31765   1.55498

 

基準値 83.717   109.943    1.31244  1.54916

 

S1   83.524   109.382     1.30464   1.54117
S2   83.307   109.066     1.29943   1.53535
L    83.114   108.505     1.29163   1.52736

 

為替相場における注文状況予想

 

【ドル円】
85.00円 売り 本邦輸出
84.50円 売り 本邦輸出
83.90円 売り 本邦輸出
83.70円 売り 本邦輸出
83.55円 買い オプション期日(6日)100本
82.80円 買い オプション期日(4日)100本
82.60円 買い オプション期日(4・6日)200本
82.45円 買い オプション期日(5日)200本
82.35円 売り オプション期日(5日)100本
82.30円 買い オプション期日(4日)100本
82.00円 売り ストップ売り

 

【ユーロドル】
1.3290ドル 買い ストップ買い
1.3280ドル 売り 米国金融機関
1.3250ドル 買い オプション期日(5日)100本
1.3150ドル 買い オプション期日(30日)100本
1.3070ドル 売り ストップ売り
1.3050ドル 買い 米国金融機関

 

 

今晩の外国為替市場(FX)では本日の海外市場では、シカゴ購買部協会景気指数(PMI)が発表される。直近3ヶ月連続で改善が続いてきた同指標であるが、今回の予想は61.0と前回の62.5よりやや弱め、改善傾向も一服となっている。予想外に前回よりも強い数字となるようだと、ドルの買い戻しにつながる可能性も。また、60を割り込むような弱めの数字なった場合は逆に売りが加速する可能性がある。尚この指標はシカゴ購買部協会の有料会員向けに正式な発表時刻の3分前に数字が公表されるため発表直前の動きにも要注意である。