ユーロ圏の国際収支に関して

ギリシャ首相、ユーロ圏共同債券発行構想への支持求める

[アテネ 31日 ロイター] ギリシャのパパンドレウ首相は、ユーロ圏の共同債券発行構想について、高い借り入れコストへの対処に役立つとの見方を示し、ギリシャ政府としてこの構想に対する支持を求めていると表明した。  ユーロ圏共同債券発行構想をめぐっては、ドイツが強く反発する一方、ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)の議長を務めるルクセンブルクのユンケル首相など一部の当局者は財政統合の手段として支持している。

後講釈とカーブフィッティング

今年も残すところあと2週間となりました。皆様の今年の戦績はいかがだったでしょうか?今年はドル円が15年ぶりに80円割れに迫ったり、スイスフランが対ドルで最高値を更新したり、はたまた豪ドルやカナダドルが米ドルでパリティを突破したり、波乱が続いた1年でしたね。

 

そこで主要通貨の対ドルのレートで、今年の通貨番付を作ってみました。
数値はすべて昨年12月31日の終値と現在(12月20日)を比べたものです。

 

  1位 豪ドル: 0.8977→0.9890 +10.17%
  2位 日本円: 93.00→83.90 +9.78%
  3位 スイスフラン:1.0337→0.9674 +6.41%
  4位 カナダドル:1.0529→1.0125 +3.84%
  5位 NZドル:0.7236→0.7390 +2.13%
  6位 ポンド:1.6163→1.5550 -3.79%
  7位 ユーロ:1.4303→1.3160 -7.99%

 

  (参考)
  ドルインデックス:77.916→80.415 +3.21%
  南アランド:7.3996→6.8700 +7.16%
  人民元:6.8172→6.6680 +2.19%
  トルコリラ:1.4983→1.5485 -3.35%
  ダウ工業株平均:10428→11491 +10.19%
  金スポット:1096→1385 +26.37%

 

もしタイムマシンで1年前に戻ることができるならば、豪ドルと円とスイスフランをロングにし、ユーロをショートしておけば今頃儲かったわけですね。人気映画シリーズの「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で、未来のスポーツ年鑑を手に入れた悪役が賭けで大儲けし大富豪になるというエピソードがありましたが、現実にはそんなことができるはずはありません。

 

しかし「豪ドルと円とスイスフランをロングにし、ユーロをショートしておけば儲かった」と後講釈することは誰にでもできます。つまり、システムトレードにおいて、過去上昇した通貨を徹底的にナンピン買いし続け、過去下落した通貨を売り続けるルールにすれば、勝率100%のシステムを作ることも不可能ではありません。このように、ある投資対象、ある投資期間において、結果的に儲かるようなシステムを最適化して作ることを「カーブフィッティング」といいます。

 

しかし完全にカーブフィッティングしたロジックは、その投資期間におけるバックテストでは完璧な勝利を上げられても、実運用を開始したとたんに儲からなくなります。過去と未来は同じではないわけですから当然といえば当然ですね。巷にあふれる売買ソフトやシグナル配信業者で、高い勝率を謳うものが少なくありませんが、一定期間のデータに極端にフィッティングしたものが少なくなく、注意が必要です。

 

ロジックが本当に優秀なものかカーブフィッティングしたものかを見分けるのは簡単ではありませんが、まず勝率90%以上などあまりに高いものは疑ってかかるべきでしょう。どんなに優秀なロジックでも、長期間にわたって9割勝ち続けるというのは現実的ではありません。またもし仮にそんなロジックを開発できたとしたら、1万円とか5万円とかで他人に教えようとは思わないでしょう。

 

検証期間が1年など短いものも、都合のいい期間だけの結果を強調したカーブフィッティングである可能性が高いと思います。また年に数回などトレード回数が極端に少ないものや、ナンピンやマーチンゲールを多用しているものも、ドローダウンが大きくなりすぎ実際にはパンクする恐れがあります。

 

相場はいつも同じ調子で上げ下げを繰り返すわけではありませんし、トレンドがオーバーシュートすることもあれば、長期間ボックス圏でもみ合いとなることもあります。システムトレードと言っても、トレンドの強さによってロジックを微調整したり切り替えたりする「裁量判断」がなければ、いつか行き詰ってしまいます。やはり他人の作ったシステムに任せておけば自動的に儲かるというような甘い話はないと考えるのが賢明でしょう。

今晩の外国為替市場(FX)では本日の海外市場では、シカゴ購買部協会景気指数(PMI)が発表される。直近3ヶ月連続で改善が続いてきた同指標であるが、今回の予想は61.0と前回の62.5よりやや弱め、改善傾向も一服となっている。予想外に前回よりも強い数字となるようだと、ドルの買い戻しにつながる可能性も。また、60を割り込むような弱めの数字なった場合は逆に売りが加速する可能性がある。尚この指標はシカゴ購買部協会の有料会員向けに正式な発表時刻の3分前に数字が公表されるため発表直前の動きにも要注意である。